真っ白な綿毛が空からゆっくりと舞い落ちる。

それは冷たさを伴って、ゆっくりとオレを染めていく。

この冷たい綿毛を降らせる灰色の空は、どんどん色を失くしていって。

綿毛がオレを覆い尽くすように、世界が白に奪われる。




「………ァ………ッ」







もう、声も出ない。

それでもオレはキミを想うよ。

世界が白に奪われても、ずっと。







願わくば、もう一度キミと笑いあいたいけれど。





温かい雫も、いつしか氷雪に紛れていった。





強奪品パートA。
どっちが欲しいと問われたら、「どっちも欲しい」と答えるしかないじゃないですか!(最低)
そんなわけで、挿絵頂きました〜☆
これは…はい、そんなシーンですね(は?)
実はこれルークの台詞に秘密があります。
知りたい方は是非狭霧さまのサイト行って確かめるといいです。
わたしはコレを聞いたときは暴れました(笑)。

狭霧さまのサイトはリンクから旅立てますよ!




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